バンダイチャンネルへの不正アクセス

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目次
  1. 経緯
  2. 時系列
  3. 影響範囲
  4. 対応と現状
    1. 警視庁の捜査と逮捕
  5. 未公表の事項
  6. 注
  7. 出典
  8. 更新記録

バンダイナムコフィルムワークスの2025年12月19日の発表によると、同社の「バンダイチャンネル」への不正アクセスで、会員の個人情報が最大136.6万件漏えいしたおそれがある⁠[3]。時事通信は2026年7月6日、警視庁サイバー犯罪対策課が、6月に不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕していた高校1年の男子生徒(15)を、アカウントを無断で退会処理して業務を妨害したとして、偽計業務妨害容疑で逮捕したと報じた⁠[10]。

経緯

バンダイナムコフィルムワークスは11月6日の告知で、一部の利用者が意図せずバンダイチャンネルを退会してしまう障害が起きていると説明した⁠[1]。原因に不正アクセスの疑いがあり、その場合は一部情報漏洩の可能性もあるため、緊急措置として全サービスを一時停止するとした⁠[1]。ITmedia NEWSの11月7日の記事によると、同社は当初、退会に関する処理を一時停止し、原因の調査と修復作業を行っていた⁠[7]。

時事通信の7月6日の配信では、警視庁サイバー犯罪対策課の説明として、男子生徒が中学3年だった事件当時、同社の通信内容の解析からシステムの脆弱性を見つけたと報じた⁠[10]。男子生徒は対話型AI「チャットGPT」を使って不正プログラムを自作し、退会処理を行った⁠[10]。逮捕容疑は、11月4日17時〜20時46分ごろ、同社が管理するサーバーに自分のパソコンから虚偽の情報を送信して4万6812アカウント〔注1〕の退会処理をし、サービスを一時停止させるなど業務を妨害した疑いである⁠[10]。時事通信は、被害に気付いた同社からアクセス遮断などの対策を取られたが、約30回にわたりIPアドレスを変えて退会処理を続けたと報じた⁠[10]。

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時系列

時系列
日付主体内容資料
2025年11月4日バンダイナムコフィルムワークス不正アクセスにより一部の会員で意図せず退会処理が行われる障害が起き、サービスサイトで障害の発生を公表した⁠[3、4、7]
2025年11月6日23時30分バンダイナムコフィルムワークス緊急措置としてサービスを一時停止した⁠[2、3]
2025年11月バンダイナムコフィルムワークス警視庁に相談した⁠[10]
2025年11月19日バンダイナムコフィルムワークス会員情報の漏えい等のおそれを公表した⁠[2]
2025年12月19日12時バンダイナムコフィルムワークスサービスを再開した⁠[3]

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影響範囲

12月19日の発表では、漏えいのおそれのある個人情報に、メールアドレス、ニックネーム、バンダイナムココイン残高情報、会員が選択した支払い方法が含まれる⁠[3]。ログインパスワードやクレジットカード番号、その他不正決済に利用できる情報は含まれていない⁠[2、3]。

外部機関にも協力を得た調査の結果、会員の情報が一部流出した可能性が否定できないと判明した⁠[3]。会員の個人情報がインターネット上に公開された事実と二次被害は確認されておらず、ランサムウェアによる被害ではないことも確認できている⁠[3]。

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対応と現状

バンダイナムコフィルムワークスの12月19日の発表では、停止期間中に外部専門機関による調査などを行い、システムの安全性向上と再発防止策を講じた後に再開を決めた⁠[3]。個人情報保護委員会には確報を提出した⁠[3]。再発防止策には、個人情報保護管理・情報管理・情報セキュリティ管理に関する安全管理措置の強化と定期的な確認を挙げた⁠[3]。

  • すでに退会した会員を含め、対象の会員に個別に連絡した⁠[3]。
  • 停止期間の利用料金を返金するとし、方法は契約プランで異なるとして公式サイトの詳細を確かめるよう求めた⁠[3]。
  • 意図せず退会処理された会員のうち利用の継続を望む人に、無料会員の登録ページからの再登録を求めた⁠[3]。
  • メールアドレスを悪用した「なりすまし」や「フィッシング詐欺」などの迷惑メールへの注意を求めた⁠[2、3]。

電ファミニコゲーマーは、同社が11月19日にサービスサイト「バンダイチャンネルからのお知らせ」でも障害の詳細を明らかにしたと報じた⁠[12]。12月19日には同サイトにも再開と停止期間の料金についてのお知らせを掲載し⁠[6]、その後に題に更新の印を付けた版を掲載した⁠[5]。

GAME Watchの12月19日の記事では、同社は再開の告知に合わせて調査結果を公開し、決済手段や課金方法別に返金の対応方法をまとめた表も公開した⁠[11]。

ITmedia NEWSは12月19日の記事で、月額有料会員には11月・12月の利用できなかった期間に応じて返金する予定だと報じた⁠[8]。作品単位の都度課金の利用者には、視聴期間が停止期間にかかっていた場合に返金し、PayPayやソフトバンクまとめて支払いなど一部の決済手段の利用者は返金申請フォームに会員情報を登録する必要がある⁠[8]。

警視庁の捜査と逮捕

時事通信によると、同社の相談を受けた同課が通信記録などを捜査したところ、男子生徒が浮上した⁠[10]。男子生徒は容疑を認め、「会社に恨みはなかった」と話している⁠[10]。

ITmedia NEWSは、男子生徒が「プログラムを自分で作り、ChatGPTに聞いて完成させた」と供述していると各社の報道を引いて伝え、同課が詳しい経緯を調べていると報じた⁠[9]。

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未公表の事項

  • バンダイナムコフィルムワークスによる不正アクセスの手口と原因の説明
  • 意図せず退会処理された会員の数(同社の発表)
  • 一部流出した可能性のある会員の情報の範囲と流出の経路
  • 男子生徒の逮捕後の処分
  • 逮捕についての同社の見解

注

  • 〔注1〕時事通信の配信はリードで「約4万6800アカウント」と書いた⁠[10]。退会処理の件数で、漏えいのおそれのある個人情報の最大136.6万件とは別の数である⁠[3、10]。

出典

当事者

更新記録

  • 2026年7月11日:公開した。

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