SMBCコンシューマーファイナンスの保証システムへの不正アクセス

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目次
  1. 経緯
  2. 時系列
  3. 影響範囲
  4. 対応と現状
  5. 未公表の事項
  6. 出典
  7. 更新記録

SMBCコンシューマーファイナンスの2026年11月5日の発表によると、カードローンなどの保証業務に使うシステムが第三者の不正アクセスを受け、外部に送信されたデータに最大320,118名の個人情報が含まれていた⁠[1]。同社は保証システムを一時停止し、安全性の確認と必要なメンテナンスを続けている⁠[1]。

経緯

SMBCコンシューマーファイナンスは2012年7月にプロミスから商号を変えた会社で、2024年10月に三井住友カードの連結子会社になった⁠[16]。地方銀行や信用金庫、インターネット銀行などの金融機関と提携してカードローンなどの保証業務を行い、一部の提携先にはカードローンのWeb申込フォームを提供している⁠[1]。ITmediaは、保証業務の提携先は189ある(2026年3月末時点)と報じた⁠[14]。

同社の発表によると、不正アクセスを検知した日のうちに、被害の拡大を防ぐことを最優先にして、保証業務で使うシステムへのアクセスを遮断した⁠[1]。ほかに不正なアクセスが無いかを調べる過程で、外部へのデータの送信と、そのデータに顧客の個人情報が含まれていたことを確かめた⁠[1]。

提携先の北洋銀行と三十三銀行の告知では、事象は保証会社のシステムで起きたもので、自行のシステムへの不正アクセスによるものではない⁠[4、11]。ドコモSMTBネット銀行は、自社の銀行システムへの不正アクセスは確認されておらず、ほかの銀行サービスにも影響は無いと説明した⁠[3]。

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時系列

時系列
日付主体内容資料
2026年11月2日SMBCコンシューマーファイナンス不正アクセスを検知し、保証業務で使うシステムへのアクセスを遮断した⁠[1]
2026年11月5日SMBCコンシューマーファイナンス保証システムからの個人情報の漏えいを公表した⁠[1]
2026年11月5日ドコモSMTBネット銀行SMBCコンシューマーファイナンスから報告を受け、カードローンの顧客の情報の漏えいを告知した⁠[3]
2026年11月5日北洋銀行、筑波銀行、中国銀行、愛媛銀行、第四北越銀行、広島銀行、紀陽銀行保証会社のシステムへの不正アクセスによる自行の顧客の情報の漏えい(紀陽銀行は漏えいの可能性)を告知した⁠[4、5、6、7、8、9、10]
2026年11月6日SMBCコンシューマーファイナンス専用窓口にフリーダイヤルを加えた⁠[2]
2026年11月6日三十三銀行、荘内銀行自行の顧客の情報の漏洩を告知した⁠[11、12]

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影響範囲

SMBCコンシューマーファイナンスが挙げた情報の項目に、運転免許証などの本人確認書類の画像は含まれていない⁠[1]。

  • 氏名、性別、生年月日、住所⁠[1]
  • 自宅電話番号、携帯電話番号、メールアドレス⁠[1]
  • 運転免許証番号⁠[1]
  • 勤務先情報(電話番号、年収等)⁠[1]
  • 契約情報(金融機関コード、顧客番号、保証額、保証開始日等)⁠[1]
表1:提携先が告知した対象と人数
組織件数・人数含まれる情報公表日資料
ドコモSMTBネット銀行カードローンの利用者の最大122,635人保証会社が挙げた項目と同じ(漏えいを確認)2026年11月5日⁠[3]
北洋銀行-(「スーパーアルカ」の利用者と申込者)保証会社が挙げた項目と同じ(情報の一部の漏えいの報告を受けた)2026年11月5日⁠[4]
筑波銀行-(対象者は保証会社と確認中)保証会社が挙げた項目と同じ(漏えいの対象と確認)2026年11月5日⁠[5]
中国銀行-(カードローンコレカとフリーローンの顧客)顧客の個人情報(含まれていたと判明)2026年11月5日⁠[6]
愛媛銀行-(対象者は保証会社と確認中)保証会社が挙げた項目と同じ(漏えいの対象と確認)2026年11月5日⁠[7]
第四北越銀行現時点で最大1,307名(2020年9月30日以前に「べんリーナ365」を申し込んだ一部)保証会社が挙げた項目と同じ(漏えいが判明)2026年11月5日⁠[8]
広島銀行調査中(「マイライフプラス」「スーパーカードローンVIP」の申込者)保証会社が挙げた項目(実際に漏えいした項目は確認中)2026年11月5日⁠[9]
紀陽銀行-氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、運転免許証番号、勤務先名等(漏えいの可能性)2026年11月5日⁠[10]
三十三銀行914名(保証会社からの報告による判明分)保証会社が挙げた項目と同じ(漏洩の報告を受けた)2026年11月6日⁠[11]
荘内銀行-(対象者は保証会社と特定中)保証会社が挙げた項目と同じ(含まれていたと確認)2026年11月6日⁠[12]

北洋銀行に関わる漏えいの件数について、UHBは調査中だと報じた⁠[13]。

共同通信は、りそな銀行と関西みらい銀行、みなと銀行が11月6日、過去にカードローンを契約していた顧客の情報計約6千件が漏えいしたと発表したと報じた⁠[15]。2002年から19年までに関西みらい銀行と前身の旧近畿大阪銀行でカードローンを契約していた人などが対象で、氏名や電話番号、年収などが含まれるとも伝えた⁠[15]。

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対応と現状

SMBCコンシューマーファイナンスは、対象者には範囲を特定した後、提携先と相談のうえメールやSMSなどで個別に案内するとした⁠[1]。11月5日の発表では二次被害は確認されていないと説明し、同社や金融機関を名乗る不審な電話やメール、SMSへの注意を求めた⁠[1]。身に覚えのない連絡を受けたときは、記載のURLへのアクセスや個人情報の入力をせず、専用窓口か警察などに相談するよう呼びかけた⁠[1]。

ドコモSMTBネット銀行と北洋銀行、第四北越銀行は、案内はSMBCコンシューマーファイナンスから届くと告知した⁠[3、4、8]。中国銀行と荘内銀行は対象者に自行から連絡するとし、三十三銀行は漏洩を確認した顧客に、個人情報保護法に基づき保証会社と協議して順次連絡するとした⁠[6、11、12]。

保証会社のシステムを使うローンの受付を止めた提携先もある⁠[4、5、6、7、11]。

  • 北洋銀行は、保証会社のシステムの安全性が確認されるまで「スーパーアルカ」の新規受付と限度額増額受付を止める⁠[4]。
  • 筑波銀行は、11月5日からつくばカード「アスジョイ」の新規申込を止めている⁠[5]。
  • 中国銀行は、カードローンコレカとフリーローンのWeb申込受付を止め、再開は保証会社のシステムの安全性と安定稼働を確かめてから知らせるとした⁠[6]。
  • 愛媛銀行は、該当するローン商品の申込手続などを止めている⁠[7]。
  • 三十三銀行は、保証会社でシステムの安全性が確認されるまで「三十三銀行フリーローン」の新規申込を止める⁠[11]。

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未公表の事項

  • 保証システムへの侵入の経路と原因(SMBCコンシューマーファイナンスは、専門家や関係各所と連携して調べていると説明した⁠[1])
  • 外部に送信されたデータの量と送信先
  • ドコモSMTBネット銀行、第四北越銀行、三十三銀行を除く提携先ごとの対象者の人数
  • 保証システムの再開の時期
  • 当局への報告の有無

出典

当事者

関係組織

背景資料

  • [16]SMBCコンシューマーファイナンス株式会社『沿革』(公開日不明、2026年11月7日閲覧)

更新記録

  • 2026年11月7日:公開した。

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