あいおいニッセイ同和損保のご契約者さま専用ページへの不正アクセス
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あいおいニッセイ同和損保の2026年11月6日の発表によると、「ご契約者さま専用ページ」への不正アクセスで、ページに登録した顧客の情報が約44.4万件漏えいした[1]。同じグループの三井住友海上も同じ日に、同名のページへの不正アクセスで約3.7万件の漏えいを確認したと発表した[3]。両社とも、漏えいした情報が不正使用された事実は現時点で確認されていないと説明した[1、3]。
経緯
両社のリリースによると、サービスを止めた理由は顧客情報の保護と被害の拡大防止、影響調査で、漏えいはその後の影響調査の過程で確認した[1、3]。ご契約者さま専用ページはネットワーク環境から切り離しており、停止の後に外部からの不正アクセスは無い[1、3]。
どちらのリリースも対象のシステムを「当社システム」と書く[1、3]。共同通信は、両社の共通のシステムが不正アクセスを受けたと報じた[5]。
あいおいニッセイ同和損保はトップページで、2027年4月1日に関係当局の認可等を前提として三井住友海上と合併し、「三井住友海上あいおい損保」になると掲示している[7]。
時系列
| 日付 | 主体 | 内容 | 資料 |
|---|---|---|---|
| 2026年 | あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上 | 夜間、「ご契約者さま専用ページ」への不正アクセスを検知した | [1、3] |
| 2026年 | あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上 | 深夜、関連サービスの提供を停止した | [1、3] |
| 2026年 | あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上 | サービスの一時停止を告知した〔注1〕 | [2、4] |
| 2026年 | あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上 | 9時までに把握した漏えいの件数と項目を発表した | [1、3] |
| 2026年 | あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上 | 12時00分時点の停止中のサービスに一時停止の告知を更新した | [2、4] |
影響範囲
あいおいニッセイ同和損保の発表では、漏えいした項目は顧客によって異なり、すべての顧客について全項目が漏えいしたものではない[1]。要配慮個人情報は含まれていない[1]。
| 区分 | 件数 | 漏えいした情報 | 資料 |
|---|---|---|---|
| ご契約者さま専用ページの登録者 | 約44.4万件〔注2〕 | 保険証券番号、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、専用ページID | [1] |
| うちクレジットカードの情報 | 3件 | クレジットカード名義人、クレジットカード番号の下4桁 | [1] |
| うち口座の情報 | 19件 | 口座名義人名、金融機関名、口座番号(下3桁を除く部分) | [1] |
カード番号は下4桁以外がマスキングされており、全桁とセキュリティコードは漏えいしていない[1]。口座番号は下3桁がマスキングされており、全桁、暗証番号、インターネットバンキングの認証情報も漏えいしていない[1]。
三井住友海上の発表では、対象はページの登録者で、漏えいした項目は保険証券番号、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどである[3]。クレジットカード情報と口座情報は含まれていない[3]。ニッキンは、11月6日に把握された件数として、同じグループの三井住友海上あいおい生命保険の約5300件を報じた[6]。
対応と現状
あいおいニッセイ同和損保は、外部専門機関によるフォレンジック調査で原因と影響範囲を調べており、対象の顧客には準備が整い次第、順次個別に案内するとした[1]。三井住友海上も同じ調査と個別の案内を進める[3]。両社は、自社を装ったメール、SMS、電話に注意し、不審な連絡を受けたときはリンクへのアクセス、添付ファイルの開封、パスワードやクレジットカード情報などの入力をしないよう求めた[1、3]。
| サービス | 資料 |
|---|---|
| ご契約者さま専用ページ(契約内容の確認、各種お手続き、事故サービス) | [2] |
| ワンデーサポーター | [2] |
| eとらべる海外旅行保険 | [2] |
| Myエージェント | [2] |
| 法人お客さまWebサービス | [2] |
| e-G1 | [2] |
| ウェブサイトからの事故のご連絡 | [2] |
ご契約者さま専用ページから遷移する一部のシステムにも影響が出ている[2]。事故の連絡や契約内容の変更、加入・更新の手続きは、電話、書面、代理店や営業課支社で受ける場合があり、ほかのサービスも止める可能性がある[2]。三井住友海上の11月6日の告知では、ご契約者さま専用ページ、1DAY保険、ネットde保険の3商品、防災アラート、インターネット事故受付など12のサービスが止まっている[4]。
未公表の事項
注
出典
当事者
- [1]あいおいニッセイ同和損害保険株式会社『当社システムへの不正アクセスに伴う情報漏えいについて』(2026年11月6日公開、PDF)
- [2]あいおいニッセイ同和損害保険株式会社『不正アクセス検知に伴う一部サービスの一時停止について(最終更新日:2026年11月6日)』(2026年11月3日公開、2026年11月6日更新)
- [3]三井住友海上火災保険株式会社『当社システムへの不正アクセスに伴う情報漏えいについて』(2026年11月6日公開、PDF)
- [4]三井住友海上火災保険株式会社『不正アクセス検知に伴う一部サービスの一時停止について【更新】』(2026年11月3日公開、PDF、2026年11月6日更新)
報道機関
- [5]株式会社共同通信社『MS&AD、48万件超漏えい』(2026年11月6日公開、共同通信の配信)
- [6]株式会社日本金融通信社『MS&AD、顧客情報が外部漏えい 不正アクセスで70万件超』(2026年11月6日公開、無料公開の範囲のみ参照)
背景資料
- [7]あいおいニッセイ同和損害保険株式会社『あいおいニッセイ同和損保』(公開日不明、2026年11月7日閲覧)
更新記録
- 2026年11月7日:公開した。
