コミューンのコミュニティサービスへの不正アクセス

タグ
国内
目次
  1. 経緯
  2. 時系列
  3. 影響範囲
    1. コミューンが示した人数と項目
    2. 利用組織の発表
  4. 対応と現状
  5. 未公表の事項
  6. 注
  7. 出典
  8. 更新記録

コミューンの2026年10月9日の発表によると、コミュニティのサービス「Commune」「Commune for Work」が外部の第三者から不正アクセスを受け、一部のコミュニティで会員情報の一部が漏えいした⁠[3]。10月21日の続報では、漏えいの対象は16万6,505人で、うちメールアドレスを含む情報が漏えいした会員は12万5,601人だった⁠[45]。第三者機関によるフォレンジック調査に向けて準備を進めている⁠[45]。

経緯

コミューンは、外部の第三者が「当社システムの不備」を突いて不正アクセスをしたと説明した⁠[3]。第三者は、非公開コミュニティの招待リンクを不正に取得して一般会員として登録したほか、管理者になりすまして会員情報の閲覧・取得やデータの上書きをした⁠[3]。コミューンは、自社のシステムへの攻撃で起きたもので、契約企業の設定や運用に起因するものではないとした⁠[3]。

ちとせ研究所の告知によると、コミューンの調査で、攻撃者は全コミュニティ共通のログイン用の署名鍵を入手し、コミュニティの管理者になりすましていたことが分かった⁠[21]。この経路は、公開・非公開を問わず全てのコミュニティが対象となり得るものだった⁠[21]。攻撃は、複数のIPアドレスから短時間に大量の操作を同時に行うものだった⁠[21]。ちとせ研究所は、このことからAI等を用いて自動化された攻撃だったと推定されるとした⁠[21]。

コミューンは、対策と再発防止策の実施、安全性の確認、契約企業への個別の報告を優先したため、広く公表するまでに時間を要したと説明した⁠[3]。

目次へ

時系列

時系列
日付主体内容資料
2026年10月5日18時ごろ-「Commune」「Commune for Work」への不正アクセスが始まった⁠[3]
2026年10月6日コミューン不正アクセスを検知し〔注1〕、通信を遮断して防御措置を講じた⁠[3]
2026年10月6日21時ごろコミューン全コミュニティのサービスを止め、メンテナンスモードに切り替えた⁠[3]
2026年10月7日コミューンメンテナンス中に残っていた通信経路を悪用した不正な会員登録と閲覧が一部で起き、14時58分にその経路を遮断した⁠[3]
2026年10月7日ヤマハ、どっぷり高知旅キャンペーン推進委員会運営するコミュニティの停止を、それぞれ臨時メンテナンス、システム障害対応の緊急メンテナンスとして告知した⁠[9、52]
2026年10月8日12時ごろコミューン社内検証コミュニティで安全性を確かめた後、再開を希望したコミュニティから順に再開を始めた⁠[3]
2026年10月8日コミューン青森県から受託して運営する「青森びいき」で会員情報が漏えいした可能性を公表した⁠[1、2]
2026年10月8日しずおか産業創造プラットフォーム事務局「しずおか産業創造プラットフォーム」の停止を、「Commune」のシステムの不具合によるものとして告知した⁠[41]
2026年10月9日コミューン「Commune」「Commune for Work」への不正アクセスと会員情報の漏えいを公表した⁠[3]
2026年10月9日青森県「青森びいき」の会員情報の漏洩が確認されたと発表した⁠[42]
2026年10月9日ヤマハ臨時メンテナンスの告知を更新し、不正アクセスへの対応だと明記した⁠[9]
2026年10月10日0時50分コミューン全コミュニティを止め、臨時メンテナンスを始めた⁠[32]
2026年10月13日コミューン臨時メンテナンスの理由と、10月16日以降に順に再開する予定を告知した⁠[31]
2026年10月16日コミューン要望のあった契約企業から、一部の機能を制限して順に再開を始めた⁠[32]
2026年10月21日コミューン続報を出し、漏えいの対象となった会員数を改めた⁠[45]

目次へ

影響範囲

コミューンが示した人数と項目

コミューンの10月9日の発表では、会員情報が漏えいした期間は、10月5日18時ごろから10月6日21時ごろまでだった⁠[3]。10月7日にも、13時17分から14時36分まで漏えいした⁠[3]。

同じ発表では、漏えいした会員数は約30.7万人(推計)で、同一会員IDの重複と攻撃者が作成したアカウントを除いた実人数を記録から推計した値で、調査の進展により変わる場合があるとした⁠[3]。メールアドレスを含む情報が漏えいした会員は約12.6万人で、うち約4.2万人はコミューンの従業員とテスト用のデモアカウントだった⁠[3]。メールアドレスを含まない情報(表示名、自己紹介、非公開グループの所属等)が漏えいした会員は約18.1万人だった⁠[3]。

コミューンは続報で、約30.7万人は可能性のある最大件数として伝えていたと説明した⁠[45]。続報の人数は会員IDの単位でコミュニティごとに数えた延べ人数で、複数のコミュニティに参加する会員は参加した数だけ重ねて数えた⁠[45]。コミューンが運営するコミュニティと検証用・デモ用のコミュニティを含み、攻撃者が作成したアカウントは含まない⁠[45]。

10月9日の発表によると、144名の会員はパスワードが本人の操作によらず仮パスワードに変更されたが、パスワードそのものの漏えいは確認されていない⁠[3]。会員間のダイレクトメッセージの漏えいも確認されておらず、クレジットカード等の決済情報は保持していないと説明した⁠[3]。漏えいした情報が悪用された事実や二次被害は、10月9日の発表では確認されていなかった⁠[3]。「Commune CRM」「Commune Engage」は第三者が不正アクセスを試みたが情報漏えいは発生しておらず、「Commune Voice」「Commune Navigator」「Commune DataHub」は、調査では不正アクセスを受けていないとした⁠[3]。

利用組織の発表

日本経済新聞は10月14日の記事で、コミューンへのサイバー攻撃でマツダやパナソニックなど最大64社に被害が出た可能性があると報じた⁠[43]。

パナソニックは10月9日に自社サイトへ告知を掲載した⁠[18]。

表1:漏えい(可能性を含む)を公表した利用組織
組織コミュニティ件数・人数含まれる情報公表日資料
青森県「青森びいき」最大2,950人(10月8日)、2,950人(10月9日)メールアドレス、ニックネーム、アカウント名、居住都道府県、年代、性別、会員ID、自己紹介、アイコン、ポイント数、最終利用日時ほか2026年10月8日、10月9日⁠[5、42]
VALX「VALX "FUN"コミュニティ」会員3,813名のうち2,950名分(推定)会員一覧情報(メールアドレス、ニックネーム、アカウント名、プロフィール情報、ポイント数、最終利用日時。閲覧・取得された可能性)2026年10月8日⁠[7]
ウイングアーク1st「nest Portal」約1,200名(推定)企業名、役職、氏名、フリガナ、メールアドレス、住所等(漏えいした可能性)2026年10月8日⁠[8]
ヤマハ「ヤマハネットワークエンジニア会(YNE)」約1,600名分メールアドレス、表示名、アカウント名、自己紹介、アイコン、所属グループ2026年10月9日⁠[10]
スズキ「スズキヴィレッジ」約3,000名分メールアドレス、ニックネーム、参加日、性別、年代、居住地(都道府県)、所有車名(閲覧・取得された可能性)2026年10月9日⁠[11]
LINEヤフー「DS.INSIGHT」内の「DS.LAB」利用者1,750名ニックネーム、アカウント名、氏名、自己紹介、アイコン、所属グループ、メールアドレス、カスタムプロフィール項目、ポイント、最終アクティブ日時(閲覧・取得された可能性)2026年10月9日⁠[12]
Sansan「Sansan User Forum」1325名(漏えいを確認)、8687名(漏えいの可能性)アカウント名(表示名)、自己紹介欄の記載内容、プロフィール画像、グループ所属情報。1325名はメールアドレスも含む2026年10月9日⁠[13]
森永乳業「マウントカフェ部」会員291名(推定)メールアドレス、表示名・ユーザー名、自己紹介、カスタムプロフィール項目、所属グループ、ポイント、最終アクティブ日時(閲覧・取得された可能性)2026年10月9日⁠[14]
カルビー『絶品部「やめられない、とまらない」課』-10月5日の段階で登録されていたメールアドレス、表示名、ユーザー名、自己紹介、プロフィール項目、所属グループ2026年10月9日⁠[15]
湖池屋「湖池屋 GOGO!ランド」最大1,800件メールアドレス、ニックネーム、アカウント名、自己紹介、ポイント、最終アクティブ日時、登録日、所属グループ、カスタムプロフィール項目に記載の内容2026年10月9日⁠[16]
ZENB JAPAN「ZENB GARDEN」897名(漏えいを確認)、最大949名(全会員)メールアドレス、性別、ニックネーム、アカウント名、自己紹介文などのプロフィール情報2026年10月9日⁠[17]
パナソニック「LUMIXコミュニティ」約2000人メールアドレスを含む会員情報(コミューンからの報告による)-⁠[27]
パナソニック「ヘアサプ by Panasonic Beauty」約3000人メールアドレスを含む会員情報(コミューンからの報告による)-⁠[27]
LIXIL「すまいひろば」「猫壁ひろば」-ニックネーム、アカウント名、メールアドレス、自己紹介、ポイント、最終利用日時2026年10月9日⁠[19]
バンダイナムコエクスペリエンス「湾岸ミッドナイト アーケードポータル」1,694人分〔注2〕(10月14日の更新)メールアドレス、ニックネーム、アカウント名、自己紹介、プロフィール項目、所属グループ、ポイント、最終アクティブ日時(漏洩した可能性)2026年10月9日、10月14日更新⁠[20]
ちとせ研究所「ちとせアカデミー」最大843名氏名、フリガナ、性別、メールアドレス、プロフィール情報、サイト内の利用状況2026年10月9日⁠[21]
日本能率協会マネジメントセンター「時間〈とき〉ラボ」会員2,950名表示名、ユーザー名、メールアドレス、プロフィール情報(氏名・住所・年齢・電話番号を含む)2026年10月9日⁠[22]
プログリット「ONE GRITTERS」会員約2,300名(退会済みを含む)ユーザーID、ニックネーム、アカウント名、メールアドレス、利用状況、プロフィール情報2026年10月9日⁠[50]
ベースフード「BASE FOOD Labo」約1,500名(推定)メールアドレス、ニックネーム、アカウント名、自己紹介、プロフィール項目への回答内容、参加グループ、保有ポイント、最終利用日時(閲覧・取得されたと推定)2026年10月9日⁠[51]
どっぷり高知旅キャンペーン推進委員会「高知の知」全会員358人分メールアドレス、ニックネーム、アカウント名、年齢、性別、自己紹介、カスタムプロフィール項目、所属グループ、ポイント、アイコン、最終利用日時(氏名と住所の漏えいは無いと確認)2026年10月9日、10月11日更新⁠[53]
ソフトブレーン「eセールスマネージャーRemixCLOUD ユーザーコミュニティサイト」1,164名会社名、氏名、アカウント名、フリガナ、メールアドレス、プロフィール情報(取得・閲覧された可能性)2026年10月9日⁠[54]
ユニファ「ルクミールーム」1,450名分ユーザーID、表示名、メールアドレスと、入力した場合のみのプロフィール項目(法人名、園・施設名、施設電話番号、申込区分、その他プロフィール情報)(閲覧・取得された可能性)2026年10月9日⁠[55]
渋谷未来デザイン「渋谷未来デザイン COMMUNITY」登録会員495名メールアドレス、ニックネーム、アカウント名等(参照された可能性)2026年10月11日⁠[25]
ヤマハ発動機「YAMAHA PAS Life」登録者約1,600名分氏名、生年月日、性別、住所、メールアドレス、会員ID、ニックネーム、自己紹介、所属グループ(閲覧・取得された可能性)2026年10月12日⁠[33]
ユニリタ「おしごと改革らぼ」最大1,169名(確認中)メールアドレス、ニックネーム、アカウント名、自己紹介、カスタムプロフィール項目、所属グループ、ポイント、最終アクティブ情報(閲覧・取得された)2026年10月13日⁠[47]
マツダ「CLUB MAZDA COMMUNITY」最大4,103名分〔注3〕(お客さまと運営担当の従業員を含む)会員ID、アカウント名、メールアドレス、性別、居住地(都道府県)、購買・利用状況履歴、趣味・嗜好・アンケート回答(閲覧・取得された可能性)2026年10月14日⁠[34]
MIXI「コトダマン」公式コミュニティ「コトポータル」一部会員750名(うちメールアドレスを含む情報は749名)メールアドレス、会員ID、アイコン、ニックネーム、自己紹介、プロフィール項目、ポイント数、所属グループ2026年10月14日⁠[35]
Hakuhodo DY ONE「DIGIFUL BASE」推定1,940名メールアドレス、ニックネーム、アカウント名、自己紹介、カスタムプロフィール項目、所属グループ、ポイント、最終アクティブ日時など(閲覧・取得された可能性)2026年10月14日⁠[36]

味の素は「味のもト~ク」の委託先システム会社で、味の素「あえて、」はコミュニティサイト「あなたと、あえて、」の外部システムで、不正アクセスが確認されたとそれぞれのサイトに掲示した⁠[60、61]。どちらも、個人情報が漏洩した可能性のある利用者には個別に連絡するとした⁠[60、61]。

表2:漏えいは無いとした組織と停止だけを告知した組織
区分組織公表日公表内容資料
漏えいは無いとしたしずおか産業創造プラットフォーム事務局2026年10月19日「しずおか産業創造プラットフォーム」の会員の情報が閲覧・取得された形跡はないとした⁠[46]
漏えいは無いとした東急不動産、ライフ&ワークデザイン2026年10月9日ビジネスエアポートのコミュニティサイトで会員の情報漏洩は発生していないと確認された(告知に載せたコミューンの報告書の抜粋では、照合した期間は10月5日0時から10月7日14時58分まで)⁠[23]
漏えいは無いとしたダイドードリンコ2026年10月9日「dydoいっしょにラボ」は被害が確認されず、会員情報の漏えいは発生していないとの報告を受けた⁠[24]
漏えいは無いとしたタカラトミー2026年10月9日「名探偵コナンTCG 公式コミュニティ」の個人情報は漏えいのおそれがない旨の報告を受けた⁠[37]
漏えいは無いとしたスタディスト2026年10月9日「Teachme Compass」の会員の個人情報と投稿された情報は、いずれも漏えいした事実が確認されなかった⁠[38]
漏えいは無いとした梅乃宿酒造2026年10月13日「梅乃宿KURABU」の利用者の情報漏洩は起きていないとした⁠[40]
漏えいは無いとしたfreee2026年10月13日「ソダテルコミュニティ」に登録された情報の漏えいと不正利用は、10月13日の段階で確認されていないとの報告を受けた⁠[48]
漏えいは無いとした三起商行2026年10月13日流出したメールアドレスに「ミキハウスパーク」の会員のものは含まれていなかった⁠[49]
漏えいは無いとした名古屋市2026年10月13日「なごや学生プラットフォーム」の登録者の個人情報に漏えい等の影響がないことを確認した⁠[57]
漏えいは無いとしたGakken2026年10月14日「学研の科学 あそぶんだ研究所」の会員に関する個人情報の漏えいは発生していないとの報告を受けた⁠[58]
停止だけを告知したティーアンドエス2026年10月13日コミューンから継続的なサイバー攻撃(不正アクセス)が発生しているとの報告があり、「ペチコミュ」の全サービスが使えない状態だと告知した⁠[39]
停止だけを告知したDr.BEAUTOPIA公開日不明「Lov me Lab」は10月10日0時50分からの再度の臨時メンテナンスで使えず、再開時期は未定とした⁠[56]

目次へ

対応と現状

コミューンの10月9日の発表によると、攻撃に使われた不備を修正した⁠[3]。攻撃者による不正アクセスの影響を取り除くため、データを10月6日18時の状態に巻き戻した⁠[3]。投稿は巻き戻す前のデータから復元する準備を進めており、ダイレクトメッセージ、いいね・リアクション、新規登録は復元の対象外となる見込みだとした⁠[3]。

本人の操作によらず変更された144名の仮パスワードは既に失効しており、攻撃者に渡った形跡は確認されていないと説明した⁠[3]。全ての会員は一度ログアウトされた状態で、コミュニティの再開後に改めてログインする必要がある⁠[3]。

コミューンは続報で、実施した対策を挙げた⁠[45]。

  • 非公開コミュニティの共通招待リンクを差し替え、未使用の招待を無効化した⁠[45]。
  • 不正に取得された署名鍵を無効化し、全コミュニティのサービスを止めて署名鍵を更新し、偽造されたログイン情報をすべて無効化した⁠[45]。
  • 不正な通信経路を遮断して攻撃元とみられるIPアドレスからのアクセスを拒否し、アクセスの監視と不審なアクセスの検知を始めた⁠[45]。
  • 攻撃者が作成したアカウントの退会処理と、攻撃者の書き込みの除去をした⁠[45]。
  • ログを全件解析し、その調査ではシステム内に攻撃者が残したプログラム・アカウント・設定等は確認されていないとした⁠[45]。

コミューンの10月13日の告知では、10月9日の掲出以降に新たな不正アクセスや情報漏えいは確認されていないとした⁠[31]。臨時メンテナンスは、流出したメールアドレスが悪用されて契約企業や会員の利用体験が損なわれるといった悪影響を今後起こさないよう、対応と調査を続けるためだった⁠[31]。悪影響の例には、自動化ツール等を用いた連続的な投稿・コメントと、第三者のメールアドレスを利用したパスワード再発行手続きの試行を挙げた⁠[31]。再発行が試されても、攻撃者に新しいパスワードが閲覧・取得されることはないとした⁠[31]。

梅乃宿酒造は、コミューンの会員向けの案内を自社の告知に転載した⁠[40]。その案内でコミューンは、一部再開後の監視で外部からの攻撃が断続的に発生していることを確認したため、予防的措置としてすべてのコミュニティサイトとアプリを止めたと説明していた⁠[40]。

コミューンの10月16日のお知らせでは、全コミュニティを止めていたあいだに、悪用の防止とセキュリティの強化に向けて措置をとった⁠[32]。

  • 管理者アカウントでの二要素認証の必須化⁠[32]
  • 大量リクエスト・自動化攻撃を遮断するためのアクセス頻度制御の追加適用⁠[32]
  • セッション保持期限の厳格化(最大30日以下への制限)⁠[32]
  • 不正利用の防止を目的とした、ダイレクトメッセージ等の一部機能の一時的な制限⁠[32]

コミューンは、再開をWebブラウザ版に限り、一部の機能を制限した⁠[32]。アプリ版の利用とメールアドレスを用いた新規登録などは、再開の段階では使えない⁠[32]。パスワードを忘れた場合の再設定(仮パスワードの発行)は止めており、推測されやすいパスワードや他社サービスと同じパスワードを使う会員には、別のパスワードへの変更を求めた⁠[32]。

コミューンの続報では、電気通信事業者として10月9日に総務省(関東総合通信局)へ速報を出し、管轄の警察署への相談を始めた⁠[45]。利用組織では、VALX・ウイングアーク1st・Sansan・湖池屋・ユニリタ・ベースフード・ソフトブレーンが、個人情報保護委員会に報告したと発表した⁠[7、8、13、16、47、51、54]。湖池屋は、所轄の警察署にも相談した⁠[16]。委託元の青森県は、コミューンに情報セキュリティ対策の抜本的強化と再発防止策を講じるよう強く指示したと発表した⁠[42]。

目次へ

未公表の事項

  • コミューンのシステムで突かれた不備の内容と、署名鍵が不正に取得された経路
  • 影響を受けたコミュニティと契約企業の数(コミューンは、コミュニティごとの人数を、影響が確認された契約企業に個別に案内するとした⁠[3])
  • 続報の延べ人数から重複を除いた実人数
  • 全面的な再開の時期(コミューンは、契約企業と連携して各コミュニティの復旧を進め、安全性を確認したうえで全面的な再開に取り組むとした⁠[32])
  • 攻撃者の素性

注

  • 〔注1〕コミューンは10月8日の資料で、自社のシステムで第三者からの不正アクセスが確認された日を10月5日と書いた⁠[2]。湖池屋も、不審なアクセスが判明した日を10月5日とした⁠[16]。
  • 〔注2〕日本経済新聞は10月9日の記事で、バンダイナムコエクスペリエンスによると会員約1700人の情報が流出し、メールアドレスやパスワード、ゲーム上のユーザー名などが漏洩したと報じた⁠[28]。
  • 〔注3〕マツダの利用者など4103人の「氏名やメールアドレスなど」が第三者に閲覧・取得された恐れがあると、日本経済新聞が報じた⁠[44]。

出典

関係組織

報道機関

更新記録

  • 2026年10月25日7時41分:公開した。
  • 2026年10月25日14時10分:表1を件数・人数と含まれる情報の列に組み替え、連鎖先の停止の告知と更新の経過を表1・表2から「時系列」に移し、出典⁠[5]と⁠[42]のURLを、本文のあるPDFに改めた。
  • 2026年10月26日2時13分:「コミューンが示した人数と項目」で、漏えいの2つの期間を別々の文に分けた。表1のパナソニックの2行は資料を⁠[27]だけにし、パナソニックの告知の掲載は表の前の文に移した。
  • 2026年11月4日:味の素と味の素「あえて、」の告知を「利用組織の発表」に加え、表1の含まれる情報の列を各組織の告知の項目で埋めた。10月9日の発表の二次被害の確認状況と再ログインの案内、注1に湖池屋の日付を加えた。

目次へ